奈 | 柰
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說文-康煕は、奈は元々柰(からなし)で、奈何(いかん)の1文字目に假借された後、意味によって柰と奈に別れたが、奈は非で、柰と書け、と主張してるけど、說文新證(近年の文字學による解說)によれば、奈は寧ろ祟から別れた字であり、且つ祟は元々柰と書いてゐたのが小篆が定められる時に木が出に變化したとしてゐて、關係が複雜。
昔作った字正表では、說文は柰と書いた上で奈を採用してる
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1CEBTf13rCCnA99Fvyg6PbBQTBRJN1JhevifxrfVGHE0/edit?gid=1891091375#gid=1891091375&range=A7 2026/1/30
奈と柰に就て。
《說文》に奈無く、柰を擧げて『果也。从木示聲。』とする。
《段注》に『假借爲柰何字。』『俗作奈。非。』とする。
(果物の柰の字があり、假借で柰何の柰に用ゐられる樣に成り、俗字奈が出來た。)
傳統的には此の解釋が採られてゐた。
一方、漢代の隷書碑文を調べた《隸辨》は『蓋未見漢碑、并未攷《廣韻》耳。諸碑『奈何』之『奈』,皆從大,無從木者。』
(漢代の碑文を見ず、廣韻に當らなかったのだらう。碑文の「奈何」の「奈」字は皆「大」に從ひ「木」に從ふものは無い。)
とする。
上記より《中華民國敎育部異體字字典》は柰は奈の異體字、但し果物の柰果の場合は柰を正とする。
《說文新證》は「祟」にて『甲骨文从示、从木、當與𠭥(20B65)同字、《戰典》謂會燃木於示前卜問神祇之意。後世分化出「奈」、《說文》釋爲「柰果也」、當係假借。』
(甲骨文字では祟は柰の形で木を燃やして神意を問ふ意。後に奈に分化した。說文が柰果だと云ふのは假借だらう。)
とし、また「柰」にて、(商〜戰國の柰は祟の意で用ゐられるが西漢以降は皆な奈何の意で用ゐられる樣に成った。)とする。
今、《中華民國敎育部異體字字典》に從ふ。